資本主義の終わりと始まり 2015 2 8

 確かに、資本主義は終わるでしょう。
そして、「新しい資本主義」が始まるでしょう。
それが、「知識資本主義(knowledge capitalism)」です。
 知識資本主義においては、
マルクスが批判した「古い資本主義」に比べて、
驚異的に経済的な格差が広がるでしょう。
 マルクスが問題であると考えた経済格差は、
「たいしたことはなかった」と思うようになるでしょう。
労働や土地を「資本」としている限り、それほど格差はつかないのです。
 しかし、「知識」や「情報」が「資本」になると、
驚異的な経済格差が発生すると予見できます。
 だからこそ、教育を重視する必要があります。
現状でも、経済に国境がなくなったので、
先進国の単純労働者は、発展途上国の単純労働者と競争になっています。
 さて、「知識」が「資本」になっていくとなると、
「学習」や「勉強」のやり方が大きく変わっていくでしょう。
そして、「新しい投資家」が出現するでしょう。

知識資本主義 knowledge capitalism 2005 5 7

 今までの資本主義は、
貨幣や土地、労働力が、資本となってきました。
 しかし、これからの資本主義は、
つまり、新しい資本主義は、「知識」が資本となるでしょう。

書名 知識資本主義(ビジネス、就労、学習の意味が根本から変わる)
著者 アラン・バートン=ジョーンズ
出版社 日本経済新聞社(2001年4月2日出版)
(KNOWLEDGE CAPITALISM by Alan Burton-Jones)

 「知識資本主義」という本は、
最近(2005年当時)、ダイヤモンド社から、
レスター・C・サロー氏の本が出版されていますが、
私は、アラン・バートン=ジョーンズ氏の本の方が、強い印象が残りました。
 この本の紹介文が、その内容を的確に表現していますので、引用します。
「貨幣や土地、労働に代わる最も重要な資本として、『知識』が急浮上している」
「本書は、労働の供給よりも、知識の供給が重視されるようになることや、
社内外の知識を最大限に生かし統合させるうえで、
企業の所有や経営が変わらざるを得ないこと、
知識を手段とする個人にとって『学習』の意味が変わること、
新しい資本家の登場について説く」

































































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